第389回振動談話会のご案内

    第389回振動談話会のご案内

 

              幹事  福井大学   吉田 達哉

                  三菱重工業 時政 泰憲

 

 拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます.

 

第389回の振動談話会の例会を下記の通り開催致します.

皆様の積極的なご参加をいただきますよう,ご案内申し上げます.

 

                                             敬具

 

           記

 

       第389回振動談話会

 

開催日 : 令和元年 12 月 19 日 (木)

時 間 : 14:00 - 16:40

会 場 : 同志社大学 大阪サテライト・キャンパス

     〒530-0001 大阪市北区梅田 1-12-17 梅田スクエアビルディング 17

     https://www.doshisha.ac.jp/information/campus/access/osaka_o.html

 

○プログラム

 

[開催挨拶] 14:00 - 14:10

 

[講 演 1] 14:10 - 14:50

「自動車駆動系における振動現象の事例紹介」

講演者:山下一洋(株式会社エクセディ 開発本部 駆動システム実験部)

概 要:昨今の自動車は AT 車もしくは HEV 車が主流であるが,MT 車(クラッチ

搭載)では過去から種々の駆動系振動現象が発生してきた.

MT 車用クラッチには捩りダンパが付属しており,それによりエンジンのトルク変動

を吸収しているが,様々な運転状態で減衰機能を発揮させるため,ハードばね(多

段捩り剛性)を採用している.そのために発生する非線形振動やクラッチを接合す

る際に発生する自励振動など振動技術屋としては様々な振動に出会える機会となっ

ていた.

その知見は AT 車及び HEV 車の駆動系振動にも活かせると考え,過去事例を纏めて

いる.今回はその中からいくつかの振動現象について事例紹介する.

 

[講 演 2] 14:50 - 15:30

「低油量時のティルティングパッド軸受で発生する非同期振動」

講演者:岩崎真人(三菱重工業株式会社 総合研究所 振動研究部)

概 要:

回転機械に広く用いられているティルティングパッド軸受では,損失低減のために

直接潤滑タイプの軸受が多く使用されている.

直接潤滑タイプでは,供給油量が少ない場合にパッド上流部において軸との間の油

が十分でない領域(スターブド領域)が発生し,近年,軸受のスターブド状態に起

因した回転機械の低周波振動事例が数多く報告されている.

本研究では,軸受径φ200 の直潤 2 パッドジャーナル軸受を有した試験装置を用い

て,スターブド状態と軸系の振動特性との関係を計測し,スターブド状態を改善す

るための改良形状の効果を確認した.さらに,スターブド状態における軸系減衰比

算出方法について提案し,試験結果との比較によりその妥当性の確認を行った.

 

~休憩~

 

[講 演 3] 15:50 - 16:30

「ボールミル稼働時の振動解析」

講演者:吉田達哉(福井大学 学術研究院工学系部門 機械工学講座)

概 要:

ボールミルは破砕機の一種であり,破砕する材料と媒体と呼ばれる硬質のボールと

ともに円筒容器に投入して回転させることで材料を粉砕する.

その際に,材料と媒体が容器壁面に衝突するため振動して音が発生する.粉砕の進

行により材料の粒子径が減少するとともに振動と音が変化するため,この変化から

粒子径を予測できる可能性がある.

本講演では,個別要素法を用いて予測した材料と媒体の容器壁面への衝突力をもと

に容器の振動を有限要素法により解析する手法と,解析および実験で材料の粒子径

の変化が振動に及ぼす影響を検証した結果を紹介する.

 

[諸 連 絡] 16:30 - 16:40