令和4年9月6日
振動談話会会員各位
第404回振動談話会のご案内
幹事 大阪市立大学 川合 忠雄
ヤンマーホールディングス株式会社 岡﨑 琢朗
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
第404回振動談話会の例会を開催致します。新型コロナウイルス感染症への対応のため、
ビデオ会議システムTeamsを用いたオンライン開催とさせていただきます。
皆様の積極的なご参加をいただきますよう、お願い申し上げます。
敬具
記
第404回振動談話会
開催日 : 令和4年 9月16日 (金)
時 間 : 14:30 – 16:00
会 場 : オンライン会議(Teams)
参加希望者にURLを後日送付いたします。14:00より開場いたしますので
ご歓談下さい。ご講演者の方は接続テストを行っていただけます。
講演後も、しばらくミーティングルームを開いておきますので、
意見交換にご活用ください。なお、ご講演中や他の方の質問の間は、
ミュート設定にするように、ご協力をお願いいたします。
○プログラム
[開催挨拶] 14:30 – 14:35
[講 演] ① 14:35 – 15:15, ② 15:15 – 15:55
講演テーマ①
白色雑音励振される減衰系に取り付ける標準型動吸振器の最適設計(高精度の近似解について)
講演者
京都大学大学院情報学研究科 西原修 先生
概要
標準型動吸振器の最適設計として良く知られる例について再検討した結果を報告する。
白色雑音励振において、主系変位の二乗平均を最小化する最適同調、最適減衰を与える最
適性条件が還元不能の三次方程式に帰着された。この方程式は実数による代数的操作では
解けないが、Vietaの公式を経由して高精度の近似解を導出することができた。本研究で
は、この過程にMathematicaによる数式処理を多用した結果、既報と比べて数式表現が大
幅に簡約化されている。発表においては、動吸振器などの受動型機構の最適設計について
全般的な観点からの説明を追加する予定である。
講演テーマ②
耕うん機の起振力低減研究
講演者
ヤンマーホールディングス(株) 平澤一暁
概要
歩行型の車軸耕うん機は,起振力すなわち耕うん時の反力の一部を推進力として利用する.
作業者はハンドルを操作し,抵抗棒の深さや耕うん機の方向を調節することで,耕深や速度
を任意の耕うん作業に適応させる.一般的に,作業時の起振力が急激に変動する場合は,ハ
ンドルを大きく速く調整しなければならないため,作業者の疲労は大きく,操作も難しい.
本研究では,個別要素法を用いて耕うん時の起振力を低減する設計案を創出した.
試作した耕うん機の運動は,高速度ビデオカメラで観察した.作業者の疲労を定量評価す
るため,被験者の筋電も併せて計測した.本報告では,起振力の低減を狙った設計の優位
性が,数値計算と実測の両者で確認された事例について紹介する
[諸 連 絡] 15:55 – 16:00