令和6年5月9日
振動談話会会員各位
第414回振動談話会のご案内
幹事 関西大学 山田 啓介
TOYO TIRE株式会社 宮本 学
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
第414回振動談話会の例会を開催致します。
皆様の積極的なご参加をいただきますよう、お願い申し上げます。
敬具
記
◆第414回振動談話会
開催日 : 令和6年 5月31日 (金)
時 間 : 14:00 ~ 16:30
※前期企画会議を16:30から開催予定です。企画委員の方は企画会議もご予定おき下さい。
会 場 : 関西大学梅田キャンパス 4階 多目的ルーム(ラボ)
(大阪府大阪市北区鶴野町1番5号)
https://kandai-merise.jp/access/
○プログラム
[開催挨拶] 14:00 – 14:05
[講演 1] 14:05 – 14:55
講演テーマ
省エネルギー性を有する車両駆動系ねじり試験機の振動制御に関する研究
講演者
劉 勇(株式会社エクセディ システム解析技術部)
概要
一般に,自動車用ねじりダンパの開発においては,ねじり試験機を用いた
耐久性能の検証が行われる.本研究では,ハイブリッド自動車用のねじりダンパ製品の
開発に対応するための高い加振能力(高トルク,高周波,高角度振幅)と
試験機の省エネルギー性能を両立させるために,「共振」を応用した電気サーボねじり試験機を開発した.
開発した新型試験機では,制御性に課題のある減速機(機械式トルク増幅機)を用いず,
試験対象である製品自身を非線形ばね要素としてトルク増幅に利用した.
これにより,要求されている加振性能を満足しつつ,
一般的な電気サーボねじり試験機と比べ大幅なエネルギー効率改善を図っている.
本講演では,試験機開発において要(かなめ)となった制御系開発について紹介する.
[講演 2] 15:05 – 15:45
講演テーマ
力学ベースのバランス評価法の開発とめまい患者への適用
講演者
園部 元康(高知工科大学)
概要
立位のバランス検査として計測が容易な圧力中心が広く用いられてきたが,
身体機能との因果関係が不明瞭である課題があった.本研究の目的は,
力学的知見に基づいて,実用計測で得られるデータからバランス制御をより本質的に評価することである.
身体を剛体リンクモデルとみなし,足裏の力計測と頭部慣性センサの計測を組み合わせて,
重心変位および下半身と上半身の加速度を推定する.
さらに,バランス制御の目標を重心の位置制御と頭部加速度制御と仮定し,
重心制御に寄与する復元の強さや制御力の正確さ,頭部加速度制御に寄与する関節戦略の貢献度を評価し,
めまいの患者に適用した事例を紹介する.
[講演 3] 15:55 – 16:25
講演テーマ
スマートフォンを用いた無線式リアルタイム計測システムの製作
講演者
小坂田 泰宏(国際振音計装(株) 技術部)
概要
現在、スマートフォンとMEMS加速度センサーを搭載した無線転送式デバイスを
組み合わせたリアルタイム計測システムの開発を行っている。目標は、比較的精度を
求められない計測に対して、低価格で操作が容易な計測システムを提供することである。
本システムは、スマートフォンで複数センサーの波形・スペクトルの表示が可能なだけではなく、
トリガー計測や、計測データのクラウド保存、グラフのPDF化・メール送信への対応も予定している。
[諸 連 絡] 16:25 – 16:30
[企画会議] 16:30 –
○出欠のご連絡を、5月24日(金) 17:00までに幹事(宮本・山田)までE-mail にて
お願い致します。返信機能を使っていただければ幸いです。
*********************(5月24日(金) 17:00まで)*************************
お名前:
ご所属:
e-mailアドレス:
ご出席/ご欠席
*************************************************************************
以上、よろしくお願いいたします。